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備後表若手生産者に会う。in広島


良い品物と良い農家さんに会う為に産地にちょくちょく足を運ぶ五代目店主ですが、今回は

広島、備後へ行って来ました!

畳表(い草)の生産地は今でこそ9割以上熊本です。それはそれは凄腕の農家さんにより日本を誇る素晴らしい畳表が熊本で生産されています。
が!
その歴史的背景には広島備後を抜きにしては語れません。
畳表の聖地、備後。そこで栽培されるい草で織られる畳表こそブランドの中のブランド
「備後表(びんごおもて)」です。




写真はその備後表の中でも最上級グレードの織り方の
「中継ぎ表」です。

備後の良さは備後に行って勉強しようと思い、今回で2回目になりますが、このコロナ禍でどうかと思いましたが、若手農家さんが備後ブランドを引き継ぎ歴史を背負うと言う情報を得て、是非ともお会いしたい!応援させて欲しい!と居ても立っても居れず、お会いして来ました。

名前は高田さん。五代目店主の私と同い年でした。

彼が唯一の、現役備後生産者となります。

そう、かつては畳のメッカで栄えた備後ですが、畳表の生産農家さんはもう1人しか居ないのです。
後継者不足や、土地の問題等で。

それは熊本でも同じです。
凄い速さで農家さんが減って来ています。
その背景には、日本に流通してる畳の殆どが中国産と言う事。言い換えれば「安物市場になってしまってる」と言うのもあると強く感じます。

私は厳選した国産のみの素晴らしい畳を自らの足と目利きと技術で当店のお客様へ提供させて頂いてますが、10年後、20年後、、、、厳選できるほど農家さんが残って居ないのではと感じています、、。

だからこそ、今必死で農家さんを守る為に微力ながら国産の素晴らしさを1人でも多くの方にお伝えできるよう足掻いております。

こんな時代ですが、畳表のブランドを背負うって凄い事やと思います!高田さん。同い年。
一緒に日本の良さ伝えて頑張りましょう!








このピンク色の挟まっている紙が正真正銘の備後表の証です。





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