国産畳専門店のとよだ疊店が扱う無染土(むせんど)の畳表
-無染土の畳表とは-
畳表を製造する過程で、刈り取ったい草を染土(せんど)に馴染ませる泥染めと言う工程があります。
染土は、い草を一時保管する為の乾燥を早める効果や、地肌を保護するお化粧の様な役割、製織の作業性に影響したりなど様々な意味があります。
ここでご紹介する無染土の畳表は、その泥染めの工程を敢えてせずに、い草を刈り取った後そのまま乾燥させるので、素肌のまますっぴんで青々としています。また、染土を纏っていないので表面がツルツルしており、湿気も弾きやすいという特性がある為、通常の畳表と比べて少しカビが発生し難く、衛生的な環境を期待出来ます。皆さんがよく知る通常の畳の香りとは全く違い、素朴な干し草の香りが堪りません。
唯一の難点を挙げると、い草の持つ豊富な油分により足元が滑り易いのでご年配の方にはあまりお勧めしません。
通常の畳も家の湿度を意識するだけでカビが発生する心配はありませんが、少しでも衛生面で懸念されている方は是非ご検討してみて下さい。
無染土畳のまとめ
・い草の持つ抗菌作用に加え、泥染めしていない為湿気を帯び難くカビが発生し難いので肌に触れても衛生的
・従来の畳の匂いと異なり、素朴な干し草の香りなので外国人にもお勧め。(外国の方は畳の香りが苦手)
敢えてのデメリット
・染土が無い分滑りやすい
・生産できる農家が極めて少なく、品質は選べない。
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