「稲と畳」コラム 第一話

「稲と畳」コラム 第一話

日本人は稲の上で暮らしてきました


日本人の暮らしは、昔から稲とともにありました。


お米は主食であり、田んぼは暮らしの中心。
稲はただの作物ではなく、人の命を支える大切な存在として大事にされてきました。


秋になると黄金色に実る稲穂の風景は、日本の原風景とも言えるものです。


そんな稲ですが、実は私たちの暮らしの中で、もう一つ身近な形で使われてきました。


それが「畳」です。


畳の表面は「い草」でできていますが、昔から畳の芯に使われてきたのは「稲藁(いなわら)」です。
稲を収穫した後に残る藁を何層にも重ね、しっかりと圧縮して畳の土台を作ります。


つまり日本人は長い間、稲から生まれた素材の上で生活してきたということになります。


畳の上で座る。
家族で寛ぐ。
寝転んで、休む。


その日常は、稲の恵みの上で営まれてきた暮らしでもありました。


ところが現代では、畳の中身は大きく変わっています。
見た目は畳でも、稲藁を使わない畳が多くなりました。


もちろん、それには時代の流れや理由があります。
しかし本来の畳が持っていた自然素材としての魅力や、日本の暮らしとの深い関係は、あまり知られなくなってきているように感じます。


当店は今でも、日本の稲藁を使った畳を作り続けています。


実際に畳の上で寝転んでもらう体験をしていただくと、多くの方が同じような感想を口にされます。


「落ち着く」
「気持ちいい」
「なんだか懐かしい」

畳の経験が少ない若い方でも、同じように感じることがあります。

人の身体は、自然素材の心地よさをどこかで覚えているのかもしれません。

畳は、ただの床材ではなく、日本の自然と暮らしの中から生まれてきた文化のひとつです。

次回は、あまり知られていない「畳の中身」について、もう少し詳しくお話してみたいと思います。

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