昔からのお得意様宅の畳を「絹織」で表替

昔からのお得意様宅の畳を「絹織」で表替

大阪市時代のとよだ疊店先代の手がけた畳を修復し再利用


大阪市で畳店を営んでいた頃から、長くご縁を頂いている西淀川区のお客様宅にて、「表替」の施工をさせて頂きました。

畳をお預かりし、裏返した瞬間に気付いたのは、そこに残された見慣れた文字。
畳の裏面には、施工した職人が墨で名前や印を記す文化があり、今回の畳には、亡き先代である父の字が残されていました。

長い年月を経ても畳を大切に使い続けて頂いていた事、そして再び当店にご依頼頂けた事に、畳店として深いご縁を感じる施工となりました。

今回お選び頂いた畳表は、「絹織(きおり)」
当店が直接繋がる熟練のい草農家に特別に織って頂いている、高品質ない草のたたみです。
きめ細かな織りと草質の良さが合わさる事で、美しく光を反射し、お部屋全体に明るさと落ち着いた品格を与えてくれます。
肌触りも非常に滑らかで、自然素材ならではの心地良さを感じられます。

施工は、既存の芯材を活かす「表替」にて行いました。芯材には、今では希少な天然の稲藁床を使用。
傷みを丁寧に修復しながら再利用する事で、
昔ながらの柔らかな足当たりや優れた調湿性も受け継いでいます。

また、これまで付いていた化学繊維の畳縁から、天然素材の純綿縁へ変更。
素材同士の調和によって、空間全体がより穏やかで上質な雰囲気へと整いました。

納品後、お客様からは「ずっとここに居たい」と嬉しいお言葉も頂きました。
世代を越えて受け継がれる畳とご縁の温かさを、改めて感じさせて頂いた施工事例です。

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